問題多発の日本郵政
詐欺まがいとも受け取れかねないかんぽ生命でかんぽ生命と日本郵便の両社長のお詫びの会見があり現在自粛中の「簡保問題 」
10月には消費税の値上げに伴うゆうパックを含む郵便料金の値上げ。
騙された?郵政民営化は国民や郵便局にメリットはあったのか!
騙された?郵政民営化は国民にも郵便局にも全くメリットがなかった!
郵政省から公社への移行を経て、2007年に完全民営化した郵便局。しかし景気は全くよくならず、郵便料金の値上げやサービス低下が相次いでいます。
2016年にはブラック企業大賞で2冠を獲得してしまうという不名誉も。果たして民営化は正しかったのでしょうか?
郵政民営化とは
郵政三事業(郵便・簡易保険・郵便貯金)を民営化することを目的とした政策です。
郵政民営化は元々小泉元首相が以前から(大蔵政務次官就任時)構想していた改革案だったようだが・・・
国家公務員である郵便局員を24万人減らせば、税金による人件費の支出を大幅に削減できると声高に唱えてきたが、そもそもこれが嘘だった!
郵便局は、国営時代税金の補てんは一切受けずに独立採算制で運営していた。
逆に剰余金は国庫に納入していました。
郵政民営化はアメリカからの要望が決定打になったことは間違いないが、本家のアメリカでは郵便局が3事業化していない。
従って信書を扱う郵政事業は民営化していないのです。
最近はメールなどの利用者が増え、アメリカの郵政事業もご多分に漏れず業績がかなり悪化しています。しかし国営なのでやっていけています。
サービスの低下
「ゆうパック」の配達日数
宅配便事業「ゆうパック」の配達にかかる日数を変更すると発表しました。
東京23区で午後6時に荷物を引き受けた場合に翌日午前に届いていた山形・石川・福井・奈良県などの地域で、荷物の到着が遅くなり、翌日午後以降になりました。
これまで同社の配送拠点間では「ゆうパック」の荷物とはがきなどの郵便物を別々のトラックで輸送していましたが、コスト削減のために同じトラックで運ぶようになった為です。
再配達の運用を変更
3月に個人向け料金を引き上げたのに合わせて、再配達の運用を変更しました。
初回の配達時に届け先が不在時には連絡票を入れて、受取人から電話やネットで再配達の日時指定を受けてから配送する方式に改めました。
従来も連絡票を入れていたが、受取人から連絡がなくても翌日に再配達していました。
初回の配達から数日たっても受取人から連絡がない場合は、電話や書面で荷物を保管していることを改めて伝えて日時指定を促すようにしています。
保管期限の7日目にも通知し、それでも連絡がなければ荷物を送り主に返送します。
宅配便大手のヤマト運輸と佐川急便も届け先が不在の場合は、連絡票を入れて再配達の日時指定を求めているが、受取人から連絡がなくても翌日に再配達をしています。
日本郵便はこの事を一部の郵便局に貼り紙をして告知するだけで、ホームページなどを使って広く公表していません。
同社は「見直した運用は規約で定めておらず、マニュアル上の変更のため」と説明しています。
実際に運用変更を知らない利用者も多く、混乱が起きています。
当店でもヤフオクで落札された商品で、いつまで経っても「受け取り通知」がないので
追跡サービスで調べると「ご不在のため持ち戻り」となっております。
取引ナビで連絡し事なきを得ましたが。
ゆうメールの規格外の廃止
ゆうメール基本運賃のうち、規格外サイズ(長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cmを超える大きさまたは重量1kgを超えるもの)が2018年9月1日(土)から廃止されました。
これにより例えば大きさは規格内で重量が3Kgの物を送る場合
定形外郵便の場合1,330円にもなってしまいます。
発送先によってはゆうパックの方が安くなる場合もあります。
定形外は追跡のサービスはありませんが、追跡サービスのあるレターパックライトは360円、レターパックプラスは510円で包装材も必要ありません。
レターパック販売ユニバーサルサービスとされ、税制上その他の特典を受けて安くなっております。
この点を「公平、公正」でないとしてヤマト運輸は盛んに指摘しております。
スマートレター、EMSもこれに該当し、
税制上の優遇
交通規制の免除
国際郵便における通関手続きの優遇
船舶や航空機での郵便物の優先取り扱い
を挙げております。
郵便物の集荷廃止
郵便物の集荷廃止は、基本的に後納契約や特約運賃契約を行っている法人・個人が対象となり、それ以外の一般の方は元々普通郵便の集荷は対象外でしたので、今まで通り何の変更もありません。
しかしこの事によって、法人等が大量の郵便物を持ち込むことが想定されます。
それでなくても混雑している郵便局の窓口が大混乱になります。
今でも部数の勘定や,大きさや重量の判定には大変時間がかかり、窓口の混雑の一因になっております。
めったに行く事はありませんが、当地の豊川郵便局もご多分に漏れず、窓口は大混雑しております。
列に並んで眺めていても、イライラする事ばかりです。
他にも時間外営業も昔と比べると随分短縮されております。
これはいくらトップやその周辺に民間人を登用しても、相も変らぬ「親方日の丸」気質が抜けきらない現場の雰囲気にも原因があります。
値上げの頻発
ゆうパックの値上げ
ゆうパックは2015年8月の値上げに続いて、2018年3月に再度の値上げを実施しました。
前回の値上げは23年振りですが、今回はまだ2年半しか経っておりません。
2017年秋にヤマト運輸、佐川急便が値上げした際には前回の値上げからまだ2年しか経ってないとの理由で、当初は見送りました。
しかしその後のマスコミの報道が過熱気味もあって、世論も「値上げやむなし」に傾いていったので、利用者の理解を得られると判断したようです。
今回の値上げは中小の契約者には、とりわけ厳しかったようです。
通達でも出ているのか、ほとんどの契約者が軒並み大幅な値上げを嘆いております。
これを機に他社に移った方もあるようですが、ゆうメールがある以上日本郵便以外の選択肢はありません。
クリックポストの値上げ
クリックポストは、2014年6月に取り扱いを開始した宅配サービスで、全国一律164円で送る事ができました。
縦34センチ×横25センチ×厚さ3センチ以内、重さ1キログラム以内の本やCDなどの小型荷物なら業界で最も安く、ヤフオクやメルカリなどの個人間取引の普及によって取扱個数が増加していました。
2018年9月1日より現行164円が185円に変更されました。
ゆうメールの値上げ
前述のゆうメールの規格外の廃止は実質的に大幅な値上げです。
その他に特約ゆうメールは頻繁に値上げをされています。
先日も「ゆうメール運賃の見直しについて(お願い)」と「ゆうメール運送業務委託契約の解約申出書」なる文書が簡易書留で送られてきました。
他社にこれに代わるサービスがない以上お願いとありますが、通告です。
不満はあっても従わざるを得ません。
なお同文書には、「金額的にも大幅なご負担となることから、集荷ではなく、専用ケースに納入いただきお近くの郵便ポストへの差出をいただけるのであれば、別途用紙の金額とさせていただきます」とありますが、集荷してもらわなければ大変困りますので、
無条件降伏です。
コメント
いつもこのブログを拝見させて頂いています。
郵便局の民営化については本当に同意見です。今回の保険重複支払の件もニュースを聞いてうんざりしました。年賀状時期の過剰なノルマで金券ショップへどうしょうもなく持ち込む職員の話や、ここに書けませんが会社で受けた仕打ちもひどいものでした。色々正常に戻ってほしいものです。